がんばれ3DCG


第2回 Poserに挑戦! [Step2]


ポーズは難しい……

 Poserを使って、人物にポーズをつける。
 カメラ位置を変えて確認する。
 不都合のある部分をカメラで拡大して、微調整する。
 カメラ位置を戻す。  …そんな繰り返しをしていると、なんだか気が変になりそうだ。
 だいたい、カメラ位置を元に戻すといっても、ぴったり元に戻せるわけではなく、なんとなく似た位置に戻しているだけ。どうも作業がアナログでいけない。
 こんな不便なもの、使っていられるか!
 とキレそうになるのをぐっとこらえて、知識が豊富なヒデ君にいつものように質問してみる。
「ヒデ君。なにかうまい方法、ないの?」
「カメラを切り替えればいいんすよ、カメラの名前が出ている場所をクリックすると……はいこれでオッケーす」

画面イメージ

「ほお」
「メインカメラをベストなカメラアングルに固定しておいて、表情をいじりたいならフェイスカメラ、横から見たいならサイドカメラと、必要に応じてカメラを切り替えるんす」
「なんだ。便利な機能があるじゃないか」
「あー、便利ついでに、一からポーズを作るよりも、既存のポーズを選んでそこからいじるほうが楽っすよ」

画面イメージ

 画面の右端に、変なバーが隠れていたとは!
 これは、ライブラリというらしい。欲しいものを選ぶだけで、簡単に適用できるという。ためしに、ポーズを選んでみた。

画面イメージ
空気椅子。

 その体勢は、脚がぷるぷる震えて、さぞかし辛かろう。がんばれドン君。


なんだこの動きは!

 ドン君のポーズを空気椅子状態から地面に座らせてみようと思って、腰をドラッグしてみた。するとびっくり、脚が一緒に動くではないか!
画面イメージ   画面イメージ
ぴょーん。   おっとっと。

「ヒデ君! ドン君がいままでにない動きをするのだが、何が起きたのだろう?」
「あー、それは『インバースキネマティクス』っすね。足の位置を固定して、上体にあわせて足の関節が自動で動くんす。もちろん、手にも設定できますよ」

画面イメージ

 ほー。これはまたおもしろい。
 両手両足を固定して、体を後方に動かすと…。

画面イメージ
ふっとんだ。

 さらに、ヒデ君の口から驚愕の一言が。
「もちろん、その動きを動画にすることもできますよ」
 なんと。
 手順を教えてもらうことにした。


はじめての動画

 まずは、「新規」を選んで、ドン君の姿勢を初期状態にしておく。
 「復元」では、細かく設定されたアニメーションの内容が残ってしまうことがあるのだ。

画面イメージ

 そして、画面の下端に隠れている「アニメーションコントロール」を表示させる。

画面イメージ

 アニメーションコントロールに表示されている「フレーム」というのが、アニメーションのコマのことだ。このフレームを、三角マークをスライドさせて30フレーム目まで移動する。

画面イメージ

 30フレーム目で、これまってやってきたように適当なポーズをつける。ポーズが決めたら、あとは「ムービーの作成」を実行するだけ。

画面イメージ

 なんだかんだと、よくわからないオプションがいろいろ出るが、とりあえずすべて初期設定のまま実行。
 え、これで完成?
 設定していない中間フレームのポーズを自動的に補完して、連続した動画を作成してくれるのだ。総制作時間、たったの5分。
 こりゃあ、たまげた。
 このお手軽感は、たいしたものだ。

画面イメージ
ふっとんだ。

 まさに、衝撃的な簡単さ。
 でも、実際に動画を書き出してみて、ふと気づいた。
 どうして、ドン君には色がついていないのだろうか。画面のプレビューと同じ、色なしの簡易表示になってしまっている。どれほど簡単に動画が作れても、これでは意味がない。
 どこかに設定する方法があるに違いないと思って、あれこれいじってみる。
 ああ、動画の書き出しの画面に、「品質」という設定項目があるじゃないか。

画面イメージ

 レンダリングとかスケッチとか、よくわからない言葉が並んでいるが、適当に選んで実行したら問題なく色つきの動画が書き出せた。
 ばんざい。

 しかし、今回登場した「インバースキネマティクス」もそうだが、知らない単語がいろいろでてきて大変だ。一度、ヒデ君に、みっちりレクチャーしてもらわないといけないかもしれない。
 3DCGって難しいなあ。


ほっしー   ほっしー
現代美術をこよなく愛する45歳。山羊座のB型で、妻ひとり子供ふたり。
尊敬する人物はアンディー・ウォーホル。イーフロンティアに転職したばかりで、社外に見せるプレゼン資料をイーフロンティアならではのビジュアルに仕上げたいと考えている。
イーフロンティアといえば、やはり3DCG。いつの日か、3DCGを使った格好いい資料が作れる日を夢見て、日夜努力を重ねている。

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