ポーズは難しい……
Poserを使って、人物にポーズをつける。
カメラ位置を変えて確認する。
不都合のある部分をカメラで拡大して、微調整する。
カメラ位置を戻す。 …そんな繰り返しをしていると、なんだか気が変になりそうだ。
だいたい、カメラ位置を元に戻すといっても、ぴったり元に戻せるわけではなく、なんとなく似た位置に戻しているだけ。どうも作業がアナログでいけない。
こんな不便なもの、使っていられるか!
とキレそうになるのをぐっとこらえて、知識が豊富なヒデ君にいつものように質問してみる。
「ヒデ君。なにかうまい方法、ないの?」
「カメラを切り替えればいいんすよ、カメラの名前が出ている場所をクリックすると……はいこれでオッケーす」
「ほお」
「メインカメラをベストなカメラアングルに固定しておいて、表情をいじりたいならフェイスカメラ、横から見たいならサイドカメラと、必要に応じてカメラを切り替えるんす」
「なんだ。便利な機能があるじゃないか」
「あー、便利ついでに、一からポーズを作るよりも、既存のポーズを選んでそこからいじるほうが楽っすよ」
画面の右端に、変なバーが隠れていたとは!
これは、ライブラリというらしい。欲しいものを選ぶだけで、簡単に適用できるという。ためしに、ポーズを選んでみた。
その体勢は、脚がぷるぷる震えて、さぞかし辛かろう。がんばれドン君。
なんだこの動きは!
ドン君のポーズを空気椅子状態から地面に座らせてみようと思って、腰をドラッグしてみた。するとびっくり、脚が一緒に動くではないか!
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| ぴょーん。 | おっとっと。 |
「ヒデ君! ドン君がいままでにない動きをするのだが、何が起きたのだろう?」
「あー、それは『インバースキネマティクス』っすね。足の位置を固定して、上体にあわせて足の関節が自動で動くんす。もちろん、手にも設定できますよ」

両手両足を固定して、体を後方に動かすと…。
さらに、ヒデ君の口から驚愕の一言が。
「もちろん、その動きを動画にすることもできますよ」
なんと。
手順を教えてもらうことにした。
はじめての動画
まずは、「新規」を選んで、ドン君の姿勢を初期状態にしておく。
「復元」では、細かく設定されたアニメーションの内容が残ってしまうことがあるのだ。

アニメーションコントロールに表示されている「フレーム」というのが、アニメーションのコマのことだ。このフレームを、三角マークをスライドさせて30フレーム目まで移動する。


え、これで完成?
設定していない中間フレームのポーズを自動的に補完して、連続した動画を作成してくれるのだ。総制作時間、たったの5分。
こりゃあ、たまげた。
このお手軽感は、たいしたものだ。

ふっとんだ。
でも、実際に動画を書き出してみて、ふと気づいた。
どうして、ドン君には色がついていないのだろうか。画面のプレビューと同じ、色なしの簡易表示になってしまっている。どれほど簡単に動画が作れても、これでは意味がない。
どこかに設定する方法があるに違いないと思って、あれこれいじってみる。
ああ、動画の書き出しの画面に、「品質」という設定項目があるじゃないか。
レンダリングとかスケッチとか、よくわからない言葉が並んでいるが、適当に選んで実行したら問題なく色つきの動画が書き出せた。
ばんざい。
しかし、今回登場した「インバースキネマティクス」もそうだが、知らない単語がいろいろでてきて大変だ。一度、ヒデ君に、みっちりレクチャーしてもらわないといけないかもしれない。
3DCGって難しいなあ。
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ほっしー 現代美術をこよなく愛する45歳。山羊座のB型で、妻ひとり子供ふたり。 尊敬する人物はアンディー・ウォーホル。イーフロンティアに転職したばかりで、社外に見せるプレゼン資料をイーフロンティアならではのビジュアルに仕上げたいと考えている。 イーフロンティアといえば、やはり3DCG。いつの日か、3DCGを使った格好いい資料が作れる日を夢見て、日夜努力を重ねている。 |
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